私たちは時々、他人への愛情が、
その人に幸せをもたらすことができると信じています。 しかし、実際には、私たちの愛情が相手の人生を壊してしまうことさえあります。 本当に賢く、道徳心のある人だけが、愛する人に幸福と成長をもたらすことができるのです。

もしあなたが誠実なら
クラス全員が一斉にドアのほうを振り向いた。そこには、手に一枚の紙を持ったウエンが立っていた。彼女は穏やかな表情をしていたが、その目は真剣だった。
「こんにちは。ロンさんに手紙を届けに来ました」
その行動に、クラス中が大騒ぎになった。
誰もが、ロンがずっと前からウエンに恋をしていることを知っていた。ロンは大学3年生で、ウエンは2年生だった。クラスメートたちは、彼の片思いを気の毒に思い、ウエンへのアプローチを応援していた。
もうすぐ国際女性デーがやって来る。そこでロンは勇気を振り絞り、バラの花を添えてウエンに手紙を書いた。もちろん、誰にも知られないようにこっそり渡すつもりだった。
ところが、まさかウエンがクラスまでやって来て、みんなの前で手紙への返事をするとは思わなかった。
ロンの顔は真っ赤になった。彼はドアのところまで行って彼女から手紙を受け取り、消え入りそうな声で「ありがとう」と言った。
ウエンが立ち去るやいなや、43人のクラスメート全員がロンのところへ駆け寄り、手紙を奪おうとした。
そのうちの一人が、女性の声を真似て手紙を読み上げ始めた。
「親愛なるロンさんへ
まず、女性デーに贈ってくださったプレゼントと、心のこもった手紙にお礼を申し上げます。
あなたが贈ってくださったバラは、私が大切に保管し、先生の机の上に飾りたいと思います。そうすれば、クラスのみんなで一緒にその花を眺めることができます。
そして、あなたの手紙についてですが、あなたが勉強に集中できるように、そして私自身も勉強に集中できるように、私の考えをはっきりお伝えしたいと思います。
私は、これまで多くのカップルが別れていくのを見てきました。その多くは学生時代に恋に落ちた人たちです。つまり、まだ若すぎる時期に恋愛を始めたということです。
彼らがうまくいかなかった理由は、主に二つあるのではないかと思います。
一つ目は、まだ人生経験が十分ではなく、自分に本当にふさわしい相手を選ぶことができなかったことです。また、多くの人は相手の考えや気持ちを理解できるほどの経験を持っていませんでした。彼らの恋愛は、若さゆえの衝動的な感情の上に成り立っているのです。
もう一つの理由は、勉強中に恋愛を始めるという大きな間違いを犯したことです。
それによって、親が自分を育てるために費やしてきた努力を無駄にしてしまいます。このような間違いは、自分が積んできた善い行いの功徳を減らし、最終的には別れにつながることになります。
私は、勉強中に恋愛をする学生には、二種類しかいないと思っています。
一つは、恋愛をしながらでも授業を十分に理解できる天才です。
もう一つは、親が自分のためにどれほど努力してきたか、そして自分自身の将来がどうなるかを気にしない、無責任な人です。
私は一生懸命勉強していますが、それでも自分が教授たちを完全に満足させられるとは思っていません。
もし誰かを愛することに気を取られて勉強がおろそかになったら、私は卒業できないかもしれません。あるいは、本当の実力ではなく、何らかのごまかしや小細工によって卒業することになるかもしれません。
そして、後に社会に出て仕事をするようになったとき、自分の仕事をきちんと遂行できず、社会の発展に悪い影響を与えることになってしまいます。
私がこの手紙を書いたのは、私の考えをあなたに知ってもらうためです。
学生同士の恋愛によって私の心を乱すのではなく、勉強をするうえで私を助けてほしいと思います。
そして、あなた自身も一生懸命勉強して、より良い未来のために最高の結果を得てほしいと思います。
時間を無駄にしないでください。
そして、もう一つはっきりさせておきたいことがあります。
将来、人生の伴侶を選ぶとき、私はまずこう尋ねるつもりです。
『あなたは学生時代に恋愛をしましたか?』
もし彼が「はい」と答えたら、私はすぐにその場を立ち去ります。
もし「いいえ」と答えたら、そのほかの条件についても考えてみたいと思います。
追伸:
学生時代に必要のない恋愛に夢中になっている学生の多くは、親に対して良い態度を取らなくなります。」
私たちは時々、他人への愛情が、その人に幸せをもたらすことができると信じています。
しかし、実際には、私たちの愛情が相手の人生を壊してしまうことさえあります。
本当に賢く、道徳心のある人だけが、愛する人に幸福と成長をもたらすことができるのです。
著者:
Janna
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